斎場をめぐる贈収賄事件で職員が逮捕されました。大阪・八尾市は第三者委員会を立ち上げる方針です。

 5月8日に加重収賄などの疑いで逮捕された大阪府八尾市の職員・西川雅昭容疑者(59)。警察によりますと、西川容疑者は2022年10月から2023年10月、仏具などの販売業を営む木下昌宏容疑者(61)ら2人に対して斎場の利用者約3000人分の名前や住所などを漏らした見返りに、現金約40万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。

 西川容疑者は市立斎場の管理・運営を担当していて、利用者から提出された火葬許可証などに書かれた個人情報を、木下容疑者らに伝えていたということです。

 八尾市によりますと、西川容疑者は「技能長」という立場で斎場のトップを16年間務めていたということです。今回の逮捕を受けて市は、再発防止に向け、第三者委員会を5月中にも立ち上げる方針です。

 (八尾市 植島康文副市長)「斎場を利用された皆さまの不安の解消に努めるとともに、市民の皆さまの信頼回復に全力で取り組んでまいりたいと考えています」

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