全日空は国内で初めて、貨物の積み込みを行う機材などで製造から消費までに出る二酸化炭素を大幅に削減できる次世代のバイオ燃料を使用する取り組みを始めました。

全日空はきょう、国内で初めて貨物や手荷物を積みおろしをする機材や、航空機の牽引をする車両といった「地上支援機材」で、「リニューアブルディーゼル」と呼ばれる次世代バイオ燃料の使用を始めました。

この燃料は料理で使われた油などを原料として生産されるもので、普段使われている軽油と比べると、製造から消費までの間の二酸化炭素の排出量を70%~90%削減できるということです。

まずは来年3月ごろまで26台の機材で使用し、有効性や課題を検証するとしています。

「リニューアブルディーゼル」は現在、軽油と比べる3倍~4倍の価格とコストの面が課題となっています。

全日空は空だけでなく地上業務の脱炭素化に向けて、「燃料の認知や普及が進み、量産や低価格化につながることを期待している」としています。

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