国土交通省はこのほど、防府市台道から山口市鋳銭司にかけて国道2号を拡幅する事業に着手すると発表しました。

国土交通省の新規着手事業として発表されたのは、防府市台道から山口市鋳銭司間の国道2号を、片側2車線にする拡幅事業です。

2.8キロにわたるこの区間は、片側1車線となっています。慢性的な渋滞などが課題となっていて、県は、山口市や防府市とともに定期的に国に要望していました。

国土交通省山口河川国道事務所によると、今年度は地域住民への説明や測量、地質調査を行い、工事に着手するのは来年度以降の予定ということです。

この区間を含む6.9キロの拡幅は、1988年度に事業化されたものの、一定の渋滞の緩和がみられたとして、1998年度に事業休止となっていました。

山口市の伊藤市長と防府市の池田市長は、「迅速かつ円滑な物流や交流人口の拡大が実現することを期待している」と連名でコメントしました。村岡知事は、「山口市、防府市と緊密に連携し、事業の円滑な推進に向けた環境整備などに積極的に取り組む」としています。

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