新潟県内のコメ農家は去年猛暑で大きな打撃を受けました。コメどころ南魚沼市でも田植えが始まっていますが、やはり夏の天候と水不足が気になります。

南魚沼市のコメ農家 高村良一さんの田んぼでは8日、田植えが始まりました。

今年は34ヘクタールの田んぼに、主力のコシヒカリのほか、こしいぶきやもち米を栽培する予定で初日の8日は、もち米のこがねもちを植えました。

去年、県内のコメ農家は、猛暑と水不足の直撃を受け、コシヒカリの一等米比率は、4.9パーセントと過去最低に。

高村さんのコメも生育不良などで等級が下がり収入にも大きな影響が出ました。今年はリベンジの年ですが、気になるのはやはり天気。
新潟地方気象台によりますと、北陸地方の向こう3か月の平均気温は平年より高いということです。

【コメ農家 高村良一さん】
「出穂する時期をばらけさせたいので、去年より3~4日早く田植えできたので早め早めにしたい」

この他、暑さ対策として有機肥料を増やすなどする予定です。
また南魚沼市でも少雪が気がかりです。魚沼市小出の今シーズンの累計積雪量は415センチで平年のおよそ半分です。

【 高村良一さん】
「雪が山にない状態、これから先の天候によってはまた去年のような水不足が発生する可能性が非常に大きいのかなと思っています。天候だけは農家はどうしようもできないので、頑張って作っていきたい」

高村さんの田植えは、6月始めまで続く予定です。

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