新潟市西区に住む80代女性からキャッシュカード3枚をだまし取り、合計100万円を引き出して盗んだ疑いで19歳の女が逮捕されました。女は今年4月に新潟市東区に住む女性からキャッシュカードをだまし取ろうとした疑いで逮捕されていて、余罪の捜査で発覚したということです。

詐欺や窃盗の疑いで逮捕されたのは、千葉県船橋市習志野台に住む飲食店店員の女(19)です。
警察によりますと、女は何者かと共謀のうえ、今年4月4日に共犯者が家電量販店の従業員などに成りすまして、新潟市西区の80代女性の自宅に電話をかけ「あなたのキャッシュカードが不正に使用されている」などと話したということです。その後、銀行協会の職員を名乗る人物などが登場し、キャッシュカードを受け取るなどと話したということです。その後、銀行職員に成りすました19歳の女が女性の自宅を訪れ、キャッシュカード3枚が入った封筒と“プラスチック板”が入った封筒をすり替えだまし取った疑いがもたれています。
女は4月17日に警察官や銀行協会の職員などに成りすました共犯者と共謀して、新潟市東区に住む80代女性からキャッシュカードをだまし取ろうとした疑いで逮捕されていて、余罪の捜査から発覚したということです。その際、被害に遭いそうになった80代女性は「何かがおかしい」と感じ、家族を通じて警察に相談。そして“だまされたふり”をして捜査に協力し、女性の自宅付近に現れた19歳の女を警戒中の警察官が逮捕したということです。当初、女は「弁護士が来るまで話さない」などとしていましたが、その後は容疑を認めるような供述に変え、西区の女性の事件についても容疑を認めているということです。
警察は余罪や事件の背後関係などを捜査しています。
また「キャッシュカードが不正に使われている」など不安をあおるような電話をかけてキャッシュカードをだまし取ろうとしたり、暗証番号を聞き出したりする手口が相次いでいるとして、警察は注意を呼び掛けています。

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