「期間限定」と聞くと心が躍るという人も多いと思います。
 以前、番組で紹介した北海道函館市の「100日で閉店するラーメン店」、6日、その最終日を迎えました。

藤田忠士記者
「100日で閉まるラーメン、きょうで100日目です。営業前からこの行列です」

 開店の1時間半も前から「折りたたみ椅子」持参するツワモノもいました。
 函館市のとんこつラーメン専門店「麺場濃豚」。

 隣りの北斗市でラーメン店を営む店主が、大好きな「博多とんこつ」が塩ラーメンの聖地の函館でどこまで通用するか、試したいと「100日限定」で営業を始めました。

 オープンしたのは今年1月22日。
 正確には、6日で「106日」ですがこれは、ご愛敬です。

 3種類の豚骨をじっくり煮込んだ濃厚なスープと細麺で、あっという間に行列のできる人気店になりました。

藤田忠士記者
「こちらは豚骨にチャーシューをいっぱい載った新メニュー。なんと閉店の10日前に完成しました。もったいないな…おいしいな~替え玉ください」

 客
「こってりしていてすごいおいしいです。きょうは最後の日だったので子どもたちと来ようかなと思いました」
「また来たいです。もっと早く来ていれば…」

 「期限付きというのもある意味面白いのかな。またチャンスがあれば食べたいですね」

 客からの閉店を惜しむ声。本当にやめてしまうのでしょうか。

 麺場濃豚 小泉晴香さん
「(辞めるんですか本当に?)本当に辞めます。(別の場所で出すとか?)そういうふうにお客様にも声をかけていただいているんですけど、もうここは100日で閉店と最初から決めていたので、本当にこの濃豚の味は、きょうで最後です」

 とんこつを愛する店主は「手間がかかるのでもうやらない」と公言して、はばかりませんが「また誰か函館で始めないかな」と期待しています。

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