5月5日「こどもの日」に合わせ、ひとり親世帯の子どもたちに無料ですしが振る舞われました。


職人
「お腹いっぱい食べていってください。では始めさせていただきます。よろしくお願いします」

熟練した手つきですしを握る職人を、一枚板のカウンター越しに見つめる子どもたち。


「こどもの日」の5日、那覇市松山にある「鮨練磨(すしれんま)」で、ひとり親世帯の子どもたちを対象に本格的なすしが無料で振る舞われました。

はじめは注文する時も緊張した様子でしたが。


職人
「まぐろたべる?」
児童
「中とろ」
職人
「ポケットに入れて持って帰ってもいいから」
児童
「(弟)持って帰ってもいいって。(兄)だめだよ本当は」


職人たちから優しく声をかけられた子どもたちは、いつしか大人顔負けの堂々とした声で、好きなすしを注文していました。

児童
「おすし屋さんはちょっと苦手だけど、ここは新鮮な味がしておいしいです」
「普通のまぐろとかは少し噛むのが苦手だけど、ここのまぐろは柔らかくておいしかった」


「鮨練磨」では、ひとり親世帯を応援するために2021年から毎年この取り組みを行っています。


SNSを通じて参加者を募集したところ、ことしはおよそ70人の応募があり、抽選の結果22人が当選しました。

母親
「嬉しいし羨ましいです。目の前で作ってもらうおすしは初めてなので、上手にオーダーできてよかったなって、良い経験ができたと思います」

ちなみに、気になる1人あたりのお値段は…。


(Q.1人いくら分ぐらい食べていますか?)
職人
「多分1万5000円くらい食べています」
児童
「ホテル行けるじゃん」
母親
「鳥肌出ちゃった」


鮨練磨・宇江城喜尊さん
「お子様が主役ということで、きょうはお客様として対応させていただきました。ゴールデンウィークの最終イベントだったので、こどもの日にこうやってできて良かったなと思います」

「鮨練磨」では来年以降もこの取り組みを続けていくということです。


<記者MEMO>
お店の雰囲気に緊張しながらも、新鮮なお寿司を口いっぱいに頬張る児童たちの姿が印象的でした。

ちなみに、児童たちに聞いた一番おいしかったおすしは、同率一位でまぐろの赤身と中トロでした。

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