最大で10連休となったことしのゴールデンウィーク。最終日となった6日、名古屋駅の新幹線ホームは朝から大きな荷物を持った家族連れなどで混雑しました。

(名古屋の親戚宅へ)
「東谷山で釣りをしてコイ鯉が釣れた」
(鳥取へ旅行)
「鳥取砂丘で砂の山を登りました」
「家族と楽しんで過ごせたのであすからまた頑張れそうです」

(孫の見送りに)
「(孫と)庭でプール遊びをしたり、かき氷を作って食べたりバーベキューをしたり(見送るとき孫が)泣いていたので泣いちゃいそうです」

新幹線「のぞみ」は混雑を避けるため、ことしは4月26日からきょうまで「全席指定」に。JR東海によりますと、6日上り方面の新幹線の予約状況は午前、午後ともにほぼ満席でした。

5日、愛知県蒲郡市の市制70周年を記念して行われた「海みなとまつり」。会場には地元で水揚げされたメヒカリやシラスなど、海の幸が楽しめる屋台がずらりと並んだほか、ミッキーマウスやミニーマウスなど、ディズニーの人気キャラクターが登場するパレードも開催。地元の未来を担う子どもたちに喜んでもらいたいと、今回のパレードが実現しました。


(パレードを見にきた人)
「ミッキー見えた。ミニーも見えた」
「ミッキーたちが通ったの」
「間近で見られたので、よかった」

「かわいかった」
「めったに行けないので、こういうところで見られて子どもたちも喜んでうれしかった」

蒲郡市によりますと、パレードはおよそ8万人の来場者で賑わいました。

100年以上の歴史 デパートの屋上遊園が…

5日、名古屋・栄の松坂屋名古屋店も賑いました。6日まで「初夏の大北海道物産展」が開催されています。

(訪れた人)
「ヤギミルクのソフトクリーム、お得です。近場で楽しめる」

豪華な海の幸など、北海道の味覚を名古屋で楽しんでいました。

この北海道展の会場の一つ上の階には子どもたちの“楽園”が。

(訪れた子ども)
「楽しかった」
「楽しかった」


青空の下 遊具で遊ぶ子どもたち。松坂屋名古屋店の屋上遊園は、1910年の創業以来100年以上も親しまれてきましたが、施設の老朽化などのため、5月13日に一時休園します。

(利用客)
「100円とか200円で遊べる。子どもを僕が預かって、ママが買い物できることが良い」


屋上遊園は来年の春にリニューアルオープンする予定で、子どもたちは一時の別れまで、心ゆくまで楽しんでいました。

“海外旅行帰国組”「免税店買う気にもならなくて…」

ゴールデンウィーク中のお財布を直撃したのが、記録的な「円安」です。6日午前、帰国ラッシュのピークを迎えた中部空港で伺うと、皆さん旅先で「円安」と「物価高」を身にしみて感じたようで…


(シンガポールに旅行)
「とりあえず免税店を巡ろうと思ったが円安なので、買う気も起きなくて」
(グアムに旅行)
「日本だと1000円台のものが、グアムだと3000円ぐらいするのでびっくりしました。料理1皿20ドルぐらい。1人1皿3000円くらい」

ゴールデンウイーク期間中の国際線利用者の予約はおよそ10万1000人で、去年の同じ時期のおよそ1.85倍ですが、コロナ禍前の2019年と比べると半分程度にとどまりました。

新幹線乗車率 200%が当たり前だった80年代のGW

かつてはゴールデンウィークともなると。

(アナウンサーリポート 1985年5月)
「名古屋駅の新幹線上りフォームです。大変な人となっています。これだけ、混んだのは、年末年始やお盆でもないのではないでしょうか。列車内の通路やデッキの方にまで人があふれているといった状況なんです。子ども連れなんかのお父さん、お母さんはぐったりしているような感じがしますね」


今から39年前、1985年のゴールデンウイークでは、新幹線の乗車率200%が当たり前。自由席には立って乗り、押し合いながら、目的地を目指したものでした。

そして、日本初上陸のコアラをひと目見ようと、名古屋市千種区の東山動物園もこの混雑。そして、GWの恒例と言えば、三河湾でのアサリの潮干狩り。80年の映像です。家族総出で干潟に集まりました。


雪山には数え切れないテントの数です。かつてのゴールデンウィークと言えば、とにかくどこに行っても、人!人!人!コロナ禍も終わり、活気を取り戻しつつある中、この熱気が戻ってくるのはいつになるのでしょうか。

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