5日午後、北海道浦河町で、山菜採りの男性がクマに襲われ、顔や首などに大けがをしたことを受け、警察は付近のパトロールを強化、北海道は今シーズン初めてヒグマ注意報を発表しました。
5日午後1時ごろ、浦河町上杵臼で、山菜採りをしていた男性の息子から「クマに襲われた。首を噛まれた。呼吸が苦しい」などの救急通報がありました。
警察によりますと、男性は80代で、命に別状はないものの、顔、首、胸、腕などの複数個所を噛まれたり、ひっかかれたりしていて、重傷とみられています。
男性は妻と息子の3人で山菜採りをしていましたが、当時は2人と別行動でした。
この事故を受け、警察が付近のパトロールを強化する一方、浦河町が看板を立て、注意を呼びかけています。
さらに、北海道は今シーズン初めてとなるヒグマ注意報を、浦河町と隣接する様似町に発表しました。
警察の実況見分に立ち会った猟友会のメンバーによりますと、現場から4キロほどの牧場では、池の鯉が狙われる被害があったものの、これまで、あまりクマの出没情報がなかったところだということです。
また、子グマの足跡があったので、男性は、親グマに襲われた可能性があるとみられています。
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