新潟水俣病の症状を訴えている人たちが、国と原因企業に損害賠償などを求めている裁判で、原告の一部に判決が言い渡されるのを前に、13日原告団が決起集会を開きました。

【新潟水俣病第5次訴訟加賀美節子副団長】
「全被害者救済を実現するために全力を挙げて闘い続けます」



新潟市中央区で開かれた決起集会には、新潟の原告の他、大阪や熊本、東京で同様の裁判を闘っている原告団も集まりました。
新潟水俣病は昭和電工鹿瀬工場から出たメチル水銀を含む排水が引き起こした公害病です。



新潟水俣病第5次訴訟は2013年に第一陣が提訴し、原告149人が国と昭和電工に対して全被害者の救済や1人あたり880万円の損害賠償を求めています。ただ、判決を聞くことなく原告31人が亡くなりました。

【新潟水俣病第5次訴訟皆川栄一原告団長】
「10年は正直、本当に患者にとっては長かったです。新潟訴訟は絶対に勝ちます」



18日は、審理が終わっている原告47人に判決が言い渡されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。