住んでいる地域の水道水が美味しいと感じるランキング。鳥取県が全国でなんと第1位となりました。鳥取の水道水はなぜ美味しいと感じるのでしょうか。その理由とは?
街の人に聞きました。蛇口から出た水道水、そのまま飲む?飲まない?
街の人
「そのままは飲みません。(Q.塩素とかが気になる?)何となく」
「火にかけてから飲むことはありますお茶にして飲むことがあるので」
「(Q.普段水道水もうちとか外で飲むことありますか?)ありますね。はい。やっぱり他府県と比べて美味しいなと思いますね」
「他とは比べてませんけど、美味しいですね。暑い時にジャーっと出して飲むと。もう子どものときからそうですから」
直接飲むには抵抗がある、一度沸かしてから飲むという人もいる一方で、気にせずに飲む、美味しいと感じている人も。
実はここ、鳥取県は水道水が美味しい地域として知られています。
パナソニックが発表した「水道水に関する全国調査」によると、住んでいる地域の水道水を美味しいと感じるランキングの第1位はなんと鳥取県。富山県に競り勝ちました。全国平均がおよそ50%のところ、鳥取県では78%が「美味しい」と感じているそうです。
なぜ、鳥取県の水道水は美味しいのでしょうか?
取材班が向かったのは米子市水道局です。
米子市水道局 生田真悟さん
「米子の水っていうのはちょっと全国でも珍しくてですね、地下水を使っておりまして、その地下水っていうのは大山の恵みを受けまして、豊富な地下水を利用しまして、米子市の水道として水を皆さんに提供させていただいています」
美味しさの秘密は「地下水」。全国の多くの地域では、川やダムの水を浄水場で処理してから水道水として提供していますが、米子市では大山などで育まれた地下水を井戸からくみ上げ、消毒したものを提供しています。
これは大山のふもとで綺麗な地下水がある地域だからこそできること。
米子市水道局 生田真悟さん
「(大山の)豊富なミネラル分を含んだ地下水となりますので、やはり地下水の水っていうのはやはり美味しい水となっておりますね」
その美味しさをPRすべく、こんな商品も…それが、ペットボトルの「よなごの水」です。
米子市水道局 生田真悟さん
「平成16年、今から約20年前に鳥取県の米子市で開催されましたエコアジア会議という世界会議がありまして、こちらの方で米子市の観光のPRと、あとこちらの米子の水をPRするために作らせていただきまして、現在でも販売させていただいています」
地下水を煮沸消毒し、そのままボトリングしているため、通常の水道水よりもさらに美味しいというこちらの水。
県外に住む家族に贈る人や、水にこだわりを持つ人に人気だといいます。
米子市水道局 生田真悟さん
「米子の水はやっぱり美味しいっていうことを米子市の人だけではなく他の県外の方、海外の方にでもPRできたらと思っております」
普段何気なく飲んでいる水道水。豊かな水の恵みに感謝して味わってみてはいかがでしょうか。
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