山形市の東北芸術工科大学は18日の理事会で、2026年度から一部学科の改組を伴う入学定員の増加に向けて、文部科学省に認可申請を行うと発表しました。
大学側は、デザインを取り巻く社会情勢を踏まえたものだとしています。
※サムネは大学ホームページより
定員増加を申請するのは以下の学科です。
〇デザイン工学部グラフィックデザイン学科・・・グラフィックデザインコースとイラストレーションコースの2コースを設け、現在68人の定員を90人に変更。(+22人)
〇デザイン工学部映像学科・・・キャラクターゲームコース、CGアニメーションコース、映像クリエイションコースの3コースを設け、定員を62人から90人に。(+28人)
〇芸術学部歴史遺産学科・・・歴史遺産コース、文化財保存修復コースの2つを設け、定員を32人から51人に。(+19人) またこれに伴い、既存の文化財保存修復学科(定員26人)は来年度で募集停止。
〇デザイン工学部企画構想学科・・・企画構想コース、地域デザインコース、食文化デザインコースの3つを設け、定員50人を80人に。(+30人) これに伴い、既存のコミュニティデザイン学科(定員30人)来年度で募集停止。
以上の変更で、入学定員は現在の593人から636人に増えるということです。
少子高齢化で、全国の大学の中には定員割れとなるところも出るなど、今後の教育状況の変革が予想される中での改組と定員増加。
その理由について、大学側は「先行きが不透明で将来の予測が困難な昨今において、クリエイティブな力を備えた人材の社会的必要性がますます高まると考えられる」ためなどとしています。
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