今年のノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の木戸季市事務局長(84)=岐阜市=が22日、同市で市民団体が主催した座談会に参加した。ノルウェー・オスロで開かれた授賞式の様子を報告し「人類滅亡の危機をなくすという使命を持って生きていきたい」と改めて意気込んだ。  木戸さんは、街中が祝福ムードに包まれていたとにこやかに話し、ともに授賞式に参列した長女堀浩子さん(50)が作成した報告集を見ながら「いいことばかりの一週間だった」と振り返った。帰国便で、被団協代表団の搭乗が機内アナウンスされ乗客の拍手を受けたことに触れ「改めて平和賞のすごさを感じた」と目を細めた。

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