被災地の人々の思い出を蘇らせようと、石川県輪島市で滋賀県の高校生たちが写真洗浄のボランティアを行いました。

輪島市町野町の「もとやスーパー」では、滋賀県甲賀市のMIHO美学院の高校生ら27人が、9月の豪雨による浸水で汚れてしまった写真をきれいにする作業を行いました。泥をかぶった写真をそのまま放置しておくと、画像が失われる恐れがあることから、なるべく早く、きれいにして乾燥する必要があるということです。

生徒たちは、町野町の住民から集められた約500枚の写真を、一枚一枚丁寧に磨いていました。参加した高校生からは「実際ここで被災した人たちの写真なので、すごく意味ある活動だと思う」といった声や「元の形では戻ってこなくても、思い出としてこれからも残して喜んでくれたら、という思いで頑張りたい」といった声が聞かれました。

もとやスーパー・本谷一知 社長「泥だらけで山積みになっていたが、思い出を蘇らせてくれている。本当にありがたい」

きょうは太鼓部による演奏も行われ、力強い和太鼓の音で被災地を元気づけていました。

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