「補助金の縮小によるガソリンの値上げ」に「相次ぐ食品価格の高騰」、さらには「郵便料金も値上げ」と、度重なる「値上げラッシュ」は私たちの家計を圧迫し続けています。
そんな中、せめて電気代だけでも節約は出来まいか...そう思っていた矢先に、RSK山陽放送に「これは!」と思う広報リリースが舞い込んできました。
タイトルは「冬のエアコン節電術」...どんな使い方をすれば冬の電気代を節約できるのか、パナソニックさんが教えてくれました。
電気代・物価高騰により暖房“ガマン派”が約10%も増加
実はその電気代も、物価高対策として8月から再度開始していた政府の「電気代補助」が10月使用分をもって終了しています。
パナソニックさんのアンケートでは、物価高で節約志向が進む中、暖房利用に対して53%がエアコンを「ガマンしようと思う」と回答。そのうち「昨年の冬に暖房の利用をガマンした人は44%」という結果となり、昨年に比べて今年はガマン派がさらに“増加”しているということです。
6割が知らない!「夏より上がる冬の電気代」の理由は?
そして皆さん、一般的に「夏より冬の方が電気代が上がる」という事実をご存知でしょうか?
調査で冷暖房の電気代について質問したところ、そのことについて約6割が正しく理解していないことがわかりました【画像①】。エアコンは「運転を開始してから設定温度に到達するまでが、もっとも電力を消費」するのです。
そのため、「外気温と設定温度の差が大きい冬」に電気代が高くなりやすいのです。例えば夏場に「外が35℃・室内設定温度が27℃」なら「温度差は7℃」ですが、冬場に「外が7℃・室内設定温度が20℃」なら「温度差は13℃」となる訳ですね【図解は画像①】。
また、同じ温度でも、温める方が消費電力が大きいため、暖房シーズンこそ効果的な節電対策が必要です。
では、冬のエアコン代を節約するためには、どんなことをすれば良いのでしょうか?
暖房シーズンの今こそ実践したい「冬のエアコン節電術6選」!
パナソニックさんが、その「節電術」を6つ教えてくれました。きょうから、忙しかったらこの週末からできるかも!です。
(1)エアコンの掃除をこまめに行う。
1年間エアコンの掃除をしない場合「消費電力25%アップ、1万円以上の電気代を無駄に消費する」ということです。また、フィルター掃除は2週間に1回行うことで、年間約8千円以上の節約につながるようです。
(2)設定温度は上げすぎず、室温目安は20度に。
冬の暖房時は、設定温度を1℃下げるだけで、消費電力を約10%も削減できるそうです。
(3)風量は自動に設定。
エアコンは「設定温度と室温の差が大きいときに多くの電力を消費」します。エアコンをつけはじめの段階で「弱」設定だと、部屋が温まるまでの時間が長くなり、結果的に余分な電気を使うことになるためです。
風量を「自動」に設定することで、効率よく快適な温度になるよう調整してくれます。
(4)窓の遮熱対策を。
室内の熱は、窓から逃げて行ってしまうため、断熱シートや断熱カーテンを利用しましょう。カーテンを床まで届くタイプにすると、冬は隙間から侵入する冷気を抑えることもできます。
窓と部屋の間に空気の層をつくるために、カーテンを2枚使ったり、内窓を設置したりするのも良いということです【画像③】。
(5)サーキュレーターを併用。
暖かい空気は上へ移動するため、サーキュレーターで室内の空気を循環させることが必要です。
(6)室外機の周辺を掃除。
ホコリや落ち葉などのごみがたまると熱交換の効率が下がり、消費電力アップにつながる可能性もあるので、特に風の強い日や台風が過ぎた後にはチェックしてください。雪の積もる日にも注意が必要です。
(1)~(6)は、【画像④】にて分かりやすい一覧になっています。
また、湿度を上げると暖かく感じやすくなるため、「
では、部屋にいる間のエアコンは「つけっぱなし」と「切る」どちらがお得になるのでしょうか?
部屋に居る間、お得なのは「つけっぱなし?」「切る?」
パナソニックによりますと、エアコンは「インバーター技術」という省エネ技術を使っているため、設定温度まではフルパワー運転しますが、一度部屋が暖まると、その温度をキープできる程度の控えめ運転が続くそうです。
そのため「一度暖まったらオフ」「寒くなったらまたオン」を頻繁に繰り返すと、無駄に電力を消費してしまうのです。
同じ時間使うのであれば、「つけっぱなし」がお得。30分以上の外出時には、外気温が3℃以上であれば、エアコンを一度消してから出かける方が電気代の節約につながります。
外気温が3℃より低い厳しい寒さの場合は、エアコンを停止後、室温が30分の短時間でも大きく下がりやすく、帰宅後、設定温度に戻すために多くのパワーが必要となります。その分、電気代も多くかかってしまうため、「つけっぱなし」運転がお得だということです。
明日からできるもの、年末の大掃除の日に出来るもの、様々ありましたね。節電術、ぜひ実践してみてください。
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