全国高校ラグビー大会に出場する宮崎県代表 高鍋高校に注目します。「歴代最重量のフォワード」を武器にベスト8を目指します。
14年連続、32回目の花園出場となる高鍋。
宮崎県内では圧倒的な強さを誇りますが、全国大会では、3年連続で2回戦の壁に阻まれています。
その要因は…
(檜室秀幸 監督)「特に感じていたのはフォワードのパワープレーの差と思っている。華麗な展開でトライを取られたというシーンよりもシンプルに強いフォワードにゴールラインを割られたことのほうが多かった気がする」
フォワードが課題だったと話す檜室監督。しかし、今年の高鍋はというと…
(檜室秀幸監督)「今年のチームは高鍋史上最重量フォワードが売り。バックスもランナーとして走れる選手がいるのでフォワードとバックスが一体となったラグビーができるチームだと思う」
今年はフォワードの平均体重が99キロと歴代最重量。
伝統のスピードに加え、パワーも兼ね備えた今年の高鍋は、花園でベスト8という目標を掲げています。
チームをまとめるのは、2人のキャプテン。
フォワードの田村武士キャプテンは、大きな声でリーダーシップを発揮しチームを鼓舞します。
(田村武士主将)「力強いフォワードとバックスで最初はディフェンスで圧倒して後半から磨いてきた体力などでトライを量産したいと思っている」
一方、バックスの河野剛大キャプテンは、体を張ったディフェンスが持ち味。
県大会決勝は足のケガで出場できなかったものの、花園を前に練習に復帰しました。
(河野剛大主将)「高校ラグビー最後の戦いになるので悔いが残らないように全力で戦ってチームを引っ張って絶対にベスト8という目標を達成したいと思っている」
また、重量フォワードの中心を担うのが、フッカーの高山成王選手。
高校日本代表候補に選ばれていて、ベスト8進出のカギを握る選手です。
(高山成王選手・3年)「花園ではこの1年間鍛えてきたフィジカルを思う存分に出してトライをたくさん取り、ベスト8に行けるように貢献したい」
そして、バックスの要となるのが、フルバックの隈江隆希選手。
ケガに悩まされた3年間でしたが、高校最後の年に花園での躍動を誓います。
(隈江隆希選手・3年)「プレーの持ち味はキックとランとパスの3つなので花園の舞台ではランを生かしてかけめぐりたいと思う」
高校生ラガーマンの夢舞台、花園。
43年ぶりのベスト8進出へ。高鍋フィフティーンの挑戦が始まります。
(檜室秀幸監督)「決して不可能な夢ではないので1戦1戦しっかり戦って目標に近づけたらいいなと思う」
「ベスト8はいるぞ!しゃー!」
全国大会は今月27日に開幕し、高鍋高校は初日に札幌山の手と対戦します。
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