高校の修学旅行 空港でサプライズ

(ANA客室乗務員・黒木智子さん)「私は2015年に鹿児島純心女子高を卒業して、ANAの客室乗務員として乗務しています」

鹿児島市にある私立鹿児島純心女子高校の修学旅行。12月8日、鹿児島空港の出発ロビーで、制服姿の生徒たちの前で笑顔で話すキャビンアテンダントは卒業生です。

続いて生徒たちの前に登場したのはANA鹿児島支店の藤﨑美保支店長です。実は、藤﨑支店長も鹿児島純心女子高校の卒業生。後輩たちの為に準備したサプライズでした。

2年生61人が参加した東京方面への修学旅行を、ANAのOGがサポートしました。

サプライズは東京でも

東京に到着した生徒たちのグループが訪れたのは、羽田空港そばにある「ANA Blue Base」です。東京都大田区にあるブルーベースは、最新鋭の設備を備える総合訓練センターで、ANAグループおよそ4万人の社員が訓練や研修を行う施設です。

機内や空港などを模した設備があり、地上スタッフや整備士、パイロットに客室乗務員、大勢のスタッフが飛行機について学びます。

ここでも純心女子校の卒業生が案内役を務めました。野村さんは、見学する生徒たちに、客室乗務員の仕事について説明しました。

ANA客室乗務員・野村真衣さん 「国内線も国際線も両方フライトがあり月によって変わる」

「あったかくて笑顔の素敵なCAに」あこがれる17歳に届いたメッセージ

上京田華凛さん、CAにあこがれる17歳です。

上京田さん「今回初めて訓練施設を見学して、CAやスタッフのおかげで楽しい空の旅ができることを実感しました。あったかくて笑顔の素敵なCAになれるようにがんばりたい」

往路の機内で黒木CAから上京田さんに渡されたカードには「CAを目指していると聞きました。今のうちから“好き”や“得意”を伸ばしてほしいです。いつか同じ飛行機でお会いできますように」と手書きでメッセージがつづられていました。

修学旅行で贈られた先輩からの思いやり、華凛さん達にとって忘れられない経験となったようです。

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