半世紀以上続く五所川原市立第三中学校の冬休み前の恒例行事「百人一首かるた大会」が20日行われ、生徒たちは寒さを吹き飛ばすような熱戦を繰り広げました。

※読み手の声
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」

今年で58回目となる五所川原市立第三中学校の「百人一首かるた大会」。各学級ではすでに予選を行っていて、20日は学年ごとのチャンピオンを決める決勝リーグ戦3試合を行いました。

上の句が読まれると、すぐに下の句の札をとる生徒や、じっくりと待つ生徒など作戦はさまざま。張り詰めた空気の中、一瞬の戦いに火花を散らしていました。

※読み手の声
「うらみわびほさぬ袖だにあるものを恋にくちなむ名こそ惜しけれ」
※札を取るの音
「ババン!」

※3年生の生徒
「全然受験には必要がないが、ただ一生懸命に覚えてみんなで真剣にできるのはいいし、僕も楽しい」

※3年生の生徒
「親も三中出身で札を覚えているので、私も親になった時に子どもに伝えられるようにしたい」

生徒たちは、白熱した戦いを繰り広げながら古典に親しんでいました。

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