ユネスコ無形文化遺産に登録されている浜田市の「石州半紙」の里で、地元の小学生たちが手すき和紙の卒業証書づくりをしました。


手すき和紙の卒業証書づくりは、児童にふるさとへの愛着と誇りをもってもらおうと、毎年この時期行われていて、この日は「原井小学校」の6年生36人が石州和紙伝統工芸士の西田誠吉さんからひとつひとつ丁寧に手ほどきを受けながら紙すきにチャレンジしました。

児童は「楮」に「トロロアオイ」を混ぜた和紙の原料を「漉き船」と呼ばれる桶から、簀・桁と呼ばれる道具ですくいとり、原料がムラにならないよう、縦横にゆっくりと揺すって水切りをし、一生懸命に紙すきをしていました。

児童は
「心に残りました。自分のがんばった紙が卒業証書でもらえることはありがたいなと思います。」
「うれしいです。なんか水を切ったりするのが難しかったです。」

この石州和紙の卒業証書づくりは来年1月中旬まで、市内5つの小学校が行う予定となっていて原井小学校では3月18日の卒業式で児童に授与される予定です。

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