宮城県のJR仙石線と古川・女川駅間の鉄道の利用促進に向けて、沿線の首長らでつくる同盟会が宮城県に対し、増便や駅のバリアフリー化などを要望しました。

20日、宮城県庁には、石巻市長や塩釜市長らが訪れて、JR仙石線と石巻線、それに陸羽東線の利用促進に関する要望書を提出しました。沿線首長らの同盟会では駅施設のバリアフリー化や運行区間の延伸・列車の増便、陸羽東線・古川駅から石巻線・女川駅の間の直通列車の再開などを求めています。

同盟会会長 齋藤正美石巻市長:
「(利用者からの)一番の声は利用しやすいダイヤの改正。今後とも利便性向上と住民の足の確保のため取り組んでいきたい」

石巻線と陸羽東線は特に利用客が少なく、JR東日本が公表した昨年度の収支では石巻線の小牛田駅から女川駅の間で11億5300万円、陸羽東線の古川駅から鳴子温泉駅間で11億5100万円の赤字となっています。

同盟会は、20日、JR東日本にも要望書を提出したということです。

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