女性との性的関係をめぐる裁判で和解し、大阪維新の会から離党した大阪府の岸和田市長に対し、岸和田市議会がきょう不信任決議案を提出しました。
採決の結果、賛成20 反対4で、不信任決議案は可決されました。
不信任決議案に対し、大阪維新の会の橘川市議は「反対」の立場で討論しました。「市長には市民への明確な説明を求める」としましたが、じゅうぶん説明責任が果たされていない中で「不信任案が可決され、さらなる混乱を招くのは避けなければならない、議会としても市政の安定を守るべきで、不信任案が最適であるか、冷静な判断をする必要がある」と述べました。
もうひとり、「にじの会」の高比良議員も「反対」の立場で討論しました。「永野市長は自ら辞職していない、追放するべき」としながらも、「現時点に勝てる市長候補者が見当たらない。いまではない。もし再選となった場合、それが民意となる。」「(市長の問題については)多くが明らかになっておらず、ネットの陰謀論などが出やすい状況だ」と述べました。
午後11時半ごろに議員による投票が行われ、賛成の白票を投じたのは、岸和田市議24人のうち20人。反対の青票を投じたのは4人でした。
議員の4分の3以上の賛成により、不信任案は可決されました。
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