札幌すすきののガールズバーが爆発したビル火災で、警察が容疑者とみている41歳の男性が死亡しました。
先月26日午後、札幌すすきののガールズバーで爆発が起き、店の従業員や客の20代から50代の男女5人が全身にやけどを負うなどした火災。
このうち、店内に侵入してガソリンのような液体を撒いて放火した疑いで、警察が容疑者とみている札幌市東区の自営業、久保裕之社長41歳が19日夜、手当てを受けていた病院で死亡しました。
久保社長は、全身にやけどを負うなど意識不明の重体となっていて、警察は、回復を待って事情を聞く方針でした。
警察は、容疑が固まり次第、現住建造物等放火容疑などで書類送検する方針です。
◆事件の経緯
この火災は、11月26日午後、札幌市中央区南5条西3丁目の6階建てビルの2階にあるガールズバー『ミリオン』で発生したもので、店の従業員と客の20代から50代の男女5人が全身にやけどを負いました。
久保社長は、火災の直前に自身のものとみられるSNSに「楽しいことするよ」と投稿したあと、ガソリンのような液体をまいて火をつけた疑いがあることがわかっています。
現場は、久保社長の元交際相手の20代女性が勤める店で、久保社長は、この女性に対し「会いたい会いたい会いたい…」「死にたくない」といったメッセージを何度も送っていました。
警察によりますと、久保社長の元交際相手の女性従業員は以前、久保社長と同居していましたが、11月7日に「別れ話で彼氏が暴れた」と警察に相談。翌日、警察が立ち会いながら、女性従業員は引っ越しし、その際、警察から注意を受けた久保社長は「反省しています」と話していたということです。
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