「みどりの日」のきょう、東京都心に貴重な自然が残る皇居で、自然観察会が行われました。

清らかな水が流れる滝の音が響くのは、天皇ご一家のお住まいがある皇居の吹上御苑です。

自然観察会は午前9時過ぎから始まり、事前申し込みで当選した夫婦や親子連れなど29人が参加しました。吹上御苑とその周辺には、絶滅危惧種を含む6000種近くの動植物が生息しているとみられています。

参加者は国立科学博物館の専門家から説明を受けながら、うっそうとした森や水辺などをおよそ1時間半にわたり歩いて回りました。

埼玉県の中学生
「鳥とかが特にたくさんいて、鳴き声とかも聞けてよかったです」

都内から参加
「娘の名前にちなんでアヤメっていうのが興味あったんですが、アヤメ見ることができてよかったです」

吹上御苑の自然観察会は、退位した上皇ご夫妻の意向で2007年に始まったもので、普段は入ることのできない吹上御苑の貴重な自然に触れることができます。

宮内庁によりますと、きょうは2592人の応募者の中から当選した105人が参加し、観察会は3回に分けて実施されたということです。

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