北海道は19日、2023年度のエゾシカ捕獲数が前年度から約1万2千頭増え約15万7千頭で、過去最多になったと公表した。道南地域を除く推定生息数は約1万頭増え約73万頭。道の担当者は「増加傾向に歯止めがかかっていない」としている。  北海道は今年から26年までの3年間を「エゾシカ緊急対策期間」とし、生息数をピーク時の半分の約39万頭になるよう、捕獲を強化している。  北海道によると、エゾシカが原因の交通事故は23年1~12月に5287件、列車の運行に支障が出るケースは23年4月~24年3月に4450件あり、いずれも過去最多となった。

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