田んぼアート、ひまわり畑、大滝根河畔の桜並木、そして常盤城。
どれも福島の魅力を伝えています。
この映像を撮影したのは、ドローン科学探究部です。

橋本部長
「ドローンを使って地域に何か貢献できればなって。」

坪井さん
「人と共存するツール。時代と共にドローンって進化しているなって感じている。」

ドローンで表現する高校生のメッセージ。
それを、空高く飛ばします。

田村市にある船引高校。

ドローン科学探究部は、週に1度集まり、ドローン操作の技術を磨いています。
そして、もうひとつ。
彼らのテーマは「地域のためにドローンで何ができるか。」

根本先生
「田村市さんと慶應義塾大学さんの方で、ドローンを活用するっていう連携協定がありまして、人材育成として船引高校でドローン科学探究部っていう部活が発足しました。」

現在部員は15人。

5年前に発足してから、ドローン操縦の練習はもちろん、撮影した画像を3D化し模型にするなど、日々、活動の幅を広げてきました。

橋本部長
「自分たちの代から、校外に撮影に行って観光地を撮影し、PRの動画をつくっていうこともやっているので、大滝根川の場所で桜の撮影を行った際に、自分たちの撮りたいような画が撮れて、編集して動画にまとめられて、自分たちの満足いくものになったと思います。」

この日は、慶應義塾大学の専門家チームを招き、AIを搭載した最新型ドローンについての特別講座。

そして、つづいて実技

宗形さん
「少しでも操縦すればたぶん慣れると思います。結構簡単なんで、けどこれは緊張しましたよね、扱うのに。」

慶応義塾大学SFC研究所:平田さん
「ドローン部に入ると最新のものに触れるって環境作りですねよ。僕らだけじゃなくても、そういった社会になっていかないと、どうしても技術って発展していかないと思います。ドローンを使って3Dスキャンをしてみたり、マップを作るということを自動的にやる、いわゆるAIまで学べるっていうところで今回の取組をしているんですが、経験してなんぼかなってところですね。」

日々、進化し続ける技術にいち早く触れること。
それを高校生たちの育成につなげているのがドローン科学探究部。

けれど、ただ技術を追求するのではなく、その先には人を幸せにするための探究があります。

三部さん
「うちの部活って地域貢献を目標に日々頑張っているんですけど、良い映像で他の人を楽しませたり、そうゆうことが出来ていいなって思ってます。」

坪井さん
「日本の社会の食料問題を解決するために、物体検出であったりとか、あと自動航行っていう技術とかを学んでいく中で、ドローンとかAIっていったような一つの手段が人々の生活をよくするうえで、大事なツールになってきているのではないかなと感じるように日々なってきています。」

高校生と、地域と、ドローンが織りなすのは便利な生活だけではありません。

『地域をよくしたい・・・』

それが、もっともっと浸透するまで…
探し、究めていきます。

『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年12月18日放送回より)

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