和歌山県磯の浦では、南海トラフ地震対策として送電用の鉄塔を移設する工事が行われています。
和歌山県磯の浦にある送電鉄塔。南海トラフ巨大地震が発生した場合に津波による浸水の深さが最大3.1mになり倒壊する恐れがあることから、関西電力送配電は今年4月から約6.5mの土台の上に鉄塔を建て直す工事を行っています。
(関西電力送配電 西村哲治さん)「減災ということで、なるべく停電の範囲を減らす。停電が仮に起きたとしても、なるべく早く復旧するという形のハード面、ソフト面両方で対策を行っています」
津波の浸水が予想される鉄塔は県内に8基あり、関西電力送配電はすべての移設工事を2027年までに完了させる方針です。
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