自民党の裏金問題をめぐる衆議院の政治倫理審査会で、安倍派「5人衆」の1人、萩生田元政調会長は、初当選時に派閥側からキックバックがあるとの説明を受けていたと明らかにしました。当時の派閥会長は、森喜朗元総理です。
萩生田光一 元政調会長
「平成15年(2003年)の初当選時、当時の事務総長から毎年、派閥のパーティーを開催し、議員には当選回数や役職に応じたいわゆる販売ノルマがある。ノルマを超過して販売した分は、政治活動費として返すとの説明を受けた記憶がございます」
また、2004年に萩生田氏の事務所の担当者が、派閥の事務局からキックバックについては収支報告書には記載しないとの取り決めがあると説明を受けたとも証言しました。
一方、おととし安倍元総理がキックバックを中止すると決めた後、再開した経緯をめぐっては「協議に参加しておらず、相談を受けたこともない」と関与を否定しました。
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