兵庫県稲美町で小学生の兄弟が死亡した放火殺人事件の控訴審が始まり、検察は改めて死刑を求刑しました。
無職の松尾留与被告（５４）は２０２１年、兵庫県稲美町の自宅にガソリンをまいて火をつけ、同居していた甥の松尾侑城さん（当時１２）と眞輝さん（当時７）を殺害した罪に問われています。
一審は「同居親族間のトラブルで死刑の選択がやむを得ないと言える事案ではない。軽度の知的障がいの影響も認められる」として懲役３０年を言い渡し、検察側が控訴していました。
１７日の控訴審で検察は、「妹夫婦の行動に仮に落ち度があったとしても子ども２人の落ち度ではない。知的障がいの影響は軽微だ」として、改めて死刑を求めました。
判決は来年３月１４日に言い渡されます。
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