北九州市のファストフード店で中学生2人が刺された事件。亡くなった中島咲彩さんについて同級生らは「ムードメーカー」だったと語り、早すぎる別れを惜しみました。
15歳で突然命を奪われた中学3年の中島咲彩さん。
事件から3日。17日、告別式が営まれました。
16日の通夜では…
同じ塾に通っていた同級生
「(中島さんは)話が面白く、明るくて、みんなのムードメーカー。天国に行っても忘れないでねという気持ちをぶつけた」
同級生の父親
「皆さんやっぱり子どもたちも泣き声しか聞こえてこない、つらい感じ」
犯人は、今も逃走を続けています。
喜入友浩キャスター
「午後3時前です。小学校の下校時刻に合わせて保護者が学校近くに集まっています。きょうも集団下校が行われます」
北九州市内の学校などでは17日も、2000人余りが登校を控えたといいます。
下校の際には児童を見守る保護者の姿も。
保護者
「防犯カメラはたくさんあると思うが、わからないのか。どこかに隠れていると思うと、ぞっとする」
犯人はどこにいるのか…。捜査関係者によりますと、14日の夜、塾の帰りにファストフード店に立ち寄った中島さんと同級生の男子生徒。注文のため列の最後尾に並びましたが、店に入って来た男が無言のまま2人を立て続けに刺しました。わずか30秒足らずの犯行でした。
事件の直後、警察官が現場に駆けつけましたが、中島さんは腹部を刺されて死亡、男子生徒も腰のあたりを刺されて致命傷になりかねない深い傷を負いました。
店を出たあと刃物を持ったまま歩いて逃げた男。防犯カメラなどの捜査から“黄色っぽいサンダルのようなもの”を履いていたことがわかっています。
喜入友浩キャスター
「現場からおよそ1.5キロ離れた、こちらの施設にも警察が聞き込みに来たといいます。店員は黄色っぽいサンダルなどについて尋ねられたそうです」
事件の翌日、現場近くにある防犯カメラの映像を警察に提供したという女性は。
防犯カメラ映像を提供
「(警察は)手がかりは少ない感じ。これといった決め手がなさそうな言い方。本当に服装が主だった。人相書きというより、顔も全然気にしていなかった。黄色いサンダルを履いてたかを探していた」
襲われた男子生徒は「全く知らない人に刺された」と話しているということで、警察が男の行方を追うとともに、情報提供を呼びかけています。
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