11月18日、札幌市に住む80代女性の自宅でキャッシュカード6枚をだまし取り、さらに同日、被害女性から現金165万円とクレジットカード2枚をだまし取ったとして42歳の無職の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、北海道岩見沢市美園5条8丁目に住む、無職の小林大輔容疑者(42)です。
小林容疑者は11月18日、札幌市西区に住む80代の女性の自宅で、氏名不詳者と共謀の上、金融庁職員になりすまして、キャッシュカード6枚をだまし取り、さらに同じ日、この女性からクレジットカード2枚と現金165万円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、被害女性は、金融庁職員を名乗る氏名不詳者から「あなたのカードで外国人が時計を購入し、逮捕されています」「カード確認のために、金融庁職員がお宅にお邪魔します」などと電話で言われました。
その後、金融庁職員を名乗る小林容疑者が女性の自宅を訪れ、キャッシュカード6枚が入った封筒を受け取ると、女性が目を離した隙に別の封筒とすり替え、だまし取りました。
さらに、被害女性の自宅にはこの日、金融超職員を名乗る氏名不詳者から「家に現金を置いておくのは危険です」「金融庁でお預かりすれば、安全ですので、現金も預かります」「クレジットカードも調べますので預かります」と再び電話があり、小林容疑者が女性の自宅を再度訪問。
被害女性から現金165万円とクレジットカード2枚をだまし取りました。
事件翌日の19日、全てのキャッシュカードがなくなって不安になった被害女性が、カードを再発行するために銀行に行った際、不審に思った銀行員が警察に通報しました。
取り調べに対し小林容疑者は「キャッシュカードを盗んだことや、現金を騙し取ったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
さらに小林容疑者は「インターネットのアルバイト募集に応募した」とも話していて、警察は闇バイトの可能性や共犯者がいるとみて、余罪についても詳しく捜査していく方針です。
小林容疑者は11月26日、この被害女性から現金やキャッシュカードを盗んだ窃盗の疑いも逮捕されています。
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