京都府綾部市では地元の小学生らが伝統工芸「黒谷和紙」で卒業証書づくりに挑戦しました。

 京都府の無形文化財に指定されている黒谷和紙。地元の伝統工芸を体験し、理解する機会になればと、18年前から毎年、市内にあるすべての小学校で、黒谷和紙を使って卒業証書を作る体験が行われています。紙すきの原料となる「楮(こうぞ)」という植物の繊維と糊を加えた液体を「すけた」でゆすり、すき上げていました。

 (児童)「重かったけど、ちゃぷちゃぷいって気持ち良かったです」
 (児童)「すごく新鮮な体験。自分で作るものをもらえるっていうのはうれしい」

 作った卒業証書は、来年3月の卒業式で子どもたちに手渡されます。

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