2024年3月19日に青森県平川市にオープンした焼き肉店「焼肉ホープ」。
創業70有余年の老舗精肉専門店「水木精肉店」が直営するお店で、地元名物となっている「平川サガリ」など、おいしいお肉が手ごろな価格でいただけると評判です。その上「ドラゴン」という、同店ならではメニューがあるそう。
謎過ぎる「ドラゴン」とはどんなお肉なのか?お肉大好き!リポーターの実土里さんと俵谷理瑤アナが取材しました。

地元名物「平川サガリ」

弘南鉄道弘南線「平賀駅」近くにオープンした「焼肉ホープ」。オーナーの水木正千代さんは、「水木精肉店」3代目店主です。開店のきっかけをききました。

「焼肉ホープ」水木正千代さん
「ずっと前から焼肉店をやりたいという思いはありました。ただタイミングが合わず出してなかったんですが、お客様から、そろそろやりなよと言われて、ここは一つ頑張ってやってみようかなと思ってオープンさせていただきました」

入口には、白地に筆文字で「焼肉ホープ」と書かれた看板が。なんでも開店にあたり、地域で活動する書道会に依頼し、書道コンテスト「焼肉ホープ杯」を開催。書道会に所属する小学生から社会人までの生徒から募った100点以上の作品の中からグランプリを選び、その文字をロゴとして看板にしたのだそうです。
店内には入選作も飾ってあり、地域の人々を巻き込んだ遊び心に、地元への思いが伝わってくるようで、思わずホッコリします。

店内にはコンテストの入賞作品を展示

イチオシの「平川サガリ」をいただく

早速、お店で人気の「平川サガリ」をいただきます。
「平川サガリ」とは、バーベキュー文化が根付いているここ平川市で愛されるサガリ肉で、主に牛の横隔膜の肋骨周辺のお肉のこと。特製だれで味付けしているのが特徴で、同店で提供される「平川サガリ」は、しょうゆとニンニクをベースにした甘みのあるタレで味付けされています。

平川市は、県内でも有数のりんご生産地。リンゴ農家が仕事の後や人が集まるときに、肉を焼きながら交流する文化があり、牛、豚ともにサガリがよく食べられているのだそうです。
2019年発足した、地元住民による「平川サガリ研究所」が、「平川サガリ」と命名し、地元の新名物としておいしさを発信しています。

鉄板でさっと焼いた「平川サガリ」をいただきます。

カットした「サガリ」に特製ダレを入れ味付けした「平川サガリ」

俵谷アナ
「おいしい!とっても柔らかくて、噛めば噛むほど肉の旨味があふれ出てきます」

実土里さん
「脂が甘~い。お肉がホロホロで溶けていく感じ。平川サガリの唯一無二感、一口食べただけですごく伝わってきます。本当にこの一切れで幸せになりますね」

俵谷理瑤アナ(右)実土里さん(左)の焼肉女子会

「ドラゴン」は何の肉?

続いて、お品書きの中で気になる「ドラゴン」です。ここで水木さんからクエスチョン!「ドラゴンは、豚のお肉になりますが一体どの部位になるでしょうか?」

正解は、豚のノドの軟骨

水木さん「正解は、豚のノドの軟骨です」

「ドラゴン」の正体は、豚の喉の軟骨でした。
元々は名前もなく、食べられてもいなかったという、豚の喉の軟骨。こちらを売り出そうとしたとき、キャッチーな名前が必要だと考えた水木さんが、名付けちゃったんだそう。「ドラゴン」は「焼肉ホープ」が提供する同店ならではの商品だったのです。気になるお味は?

俵谷アナ
「いただきます。おいしい。コリコリします。やっぱり軟骨なので、本当に旨みがギュッと詰まってる感じがしますね」

実土里さん
「おいしい!想像していた軟骨よりも、柔らかくてすごい食べやすい。タレをつけなくても美味しい旨味が出てくる」

レアなお肉も、専門店ならではの技と味付けで美味しく提供する同店。オーナーの水木さんは、地元に愛され続けるお店を目指したいといいます。

地元愛あふれる「焼肉ホープ」で皆さんも、ご当地ならではの焼き肉を味わってみてはいかがでしょうか?

「焼肉ホープ」
住所:青森県平川市本町南柳田40-6 かどのビル1階
営業時間:午後5時~午後10時(ラストオーダーは午後9時半)
定休日:日・月曜日
詳しい情報はお店のインスタグラムをチェック !

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分
「シン・アオモリ」2024年4月5日放送回より

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