交番で部下にわいせつな行為をしけがをさせたとして罪に問われた元警察官の男に、熊本地方裁判所は執行猶予付きの判決を言い渡しました。
判決によりますと、元警察官の男(49)は交番長を務めていた去年(2023年)2月、勤務する交番の仮眠室に部下の20代の女性警察官を呼び出し、胸や下半身を触るなどのわいせつな行為をして、全治約10日のけがをさせたということです。
12月16日の判決で熊本地裁の中田幹人(なかた まさと)裁判長は「上司の立場を利用し、閉鎖的な状況で行われた卑劣な犯行」と指摘しました。
一方「被告の母親が被害者に200万円の慰謝料を支払っていて、被告は懲戒免職処分を受けて退職金が支給されなかった」として、懲役3年6か月の求刑に対し、男に懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。
熊本県警は今回の有罪判決について「重く受け止め、県民の皆様に深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
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