(若狭敬一アナウンサー)
日本は少し遅れているとは言われていますが、今や1年間で日本人が行う決済額の全体の4割がキャッシュレスで、こちらがどんどん進んでいるんですよね。
(大石邦彦アンカーマン)
支払いの7割以上をキャッシュレスで済ませる人の割合は、30代以上では5割を超えていますが、意外にも18~29歳までの人は現金派が27%、30代では20%、40代が18%となっています。
【キャッシュレス派?現金派?(総務省)】
18~29歳:7割以上キャッシュレス46% 現金のみ27%
30~39歳:7割以上キャッシュレス55% 現金のみ20%
40~49歳:7割以上キャッシュレス54% 現金のみ18%
50~59歳:7割以上キャッシュレス57% 現金のみ13%
60~69歳:7割以上キャッシュレス58% 現金のみ12%
70~79歳:7割以上キャッシュレス57% 現金のみ14%
その一方で、クレジットカードの不正利用被害額も年々増えています。
QRコード決済画面の盗撮に気をつけて!
10年前の2014年は約115億円。それと比べると2023年は、約541億円とほぼ5倍に。今年は9月までで見ると400億円近くなっていて去年とほぼ同じか、それを超える可能性も十分考えられるということなんですね。
(若狭アナ)
不正利用されるのは、どういう経緯なんでしょうか。
(大石アンカーマン)
例えばQRコードを使って、コンビニなどで決済する時に、レジで後ろに並んでいる人がQRコードの画面をスマホで盗撮するという手口があるそうです。なので、周りをちゃんと見て、確認してから決済画面を出さないといけないですね。
そして、フィッシング詐欺。偽サイトだけではなくて、偽の宅配業者を騙って「再配達します」というメールが送られてきたり、偽のクレジット会社を騙って「あなたは不正利用されてます。だからあなたのカード情報を教えてください」などと連絡がきたりすると、入力してしまいそうですよね。
くれぐれもこのような手口には引っかからないようにしましょう。メール発信元のアドレスを調べるというのも大切です。何より利用明細をこまめにチェックして不正に目を光らせてください。
CBCテレビ「チャント!」2024年12月9日放送より
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