新年を迎える準備が各地で進んでいます。岩手の盛岡八幡宮と中尊寺では1年分のほこりを払って清めるすす払いが行われました。
正月を迎える準備を始める日とされる「正月事始め」の13日、盛岡八幡宮では恒例のすす払いが始まりました。
浄衣と呼ばれる真っ白な装束に身を包んだ神職の2人が長さおよそ3メートルの笹竹を使って社殿のほこりやクモの巣を払っていました。
すす払いはこのあと2週間ほどかけて、境内にあるおよそ30の社で行われます。
(盛岡八幡宮出仕 倉本大輝さん)
「(参拝者が)病気もなく一年間が無事に過ごせられるようにと思っています」
正月三が日の初詣客は、2024年並みのおよそ24万人と見込んでいます。
一方、金色堂が建立から900年を迎えた平泉町の中尊寺でも仏像などの一年のほこりを払い清めるすす払いが行われました。
作務衣姿の僧侶2人が、和紙を取り付けた長さ2メートル50センチほどのはたきを使い、仏像に傷がつかないよう丁寧にすすを払い落としていました。
(僧侶 佐々木祐輔さん)
「来年もお客様の心のよりどころとなるお寺を目指して頑張っていきます」
中尊寺では正月三が日の初詣客をおよそ10万人と見込んでいます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。