参議院選挙を巡る大規模買収事件で、最高裁は広島県議・渡辺典子被告の異議申し立てを棄却しました。これにより、正式な裁判となった12人全員の有罪が確定します。
県議の渡辺典子被告は、5年前の参議院選挙をめぐり、河井案里氏を当選させる目的と知りながら、夫の克行氏から現金10万円を受け取ったとして、一審の広島地裁で罰金10万円、追徴金10万円の有罪判決を言い渡され、二審の広島高裁で控訴を棄却されていました。
渡辺被告は最高裁に上告しましたが、先月に棄却。最高裁は上告棄却に対する異議の申し立てについても9日付で棄却しました。
渡辺被告が最高裁からの通知を受け次第、判決は確定し、県議を失職します。これにより、一連の事件で正式な裁判となった12人全員の有罪が確定し、刑事裁判は終結することになります。
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