新潟県聖籠町に住む30代男性が、30万円余りをだまし取られる特殊詐欺被害に遭っていたことがわかりました。
男性は警察官や検察官を名乗る男から、「マネーロンダリングに加担している」などと言われたうえ、「捜査に協力しなければ逮捕する」などと言われたということです。

警察によりますと今月11日午後4時ごろ、男性のスマートフォンに警視庁の警察官を名乗る男から電話がありました。男は「あなたがマネーロンダリングに加担していることが判明して捜査している。大阪府警が担当している」などと言い、男性をSNSに誘導。さらに、SNSのビデオ通話機能で別の警察官や検察官を名乗る男が次々と現れ、警察手帳のようなものを示したうえで、「捜査に協力しなければ逮捕する」などと話しました。
そして男性は「あなたの口座を調査して、潔白を証明しなければならない」「口座にあるお金を、指定する口座に全額振り込んで欲しい」などと指示され、午後7時ごろにコンビニエンスストアのATMから指定された口座に現金およそ30万5000円を振り込まれてだまし取られたということです。
男性はその後も現金を要求されたことから不審に思い、警察署を訪れ相談したところ、被害に遭っていることが分かったということです。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

新潟県内では警察官や検察官を名乗る男に金をだまし取られる特殊詐欺事件が相次いでいます。警察は「警察官がお金の話をしたり、振り込んで欲しいなどと言うことはない。お金の話が出たら詐欺を疑い、すぐに電話を切って、身近な人や警察に相談してほしい」と話しています。

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