熊本県はきょう(11日)、県内の産業廃棄物最終処分場の井戸から国の指針値を超える有機フッ素化合物が新たに検出されたと発表しました。

検出されたのは発がん性などの有害性が指摘される有機フッ素化合物のPFOSとPFOAです。

県は今年度、県内19か所の産業廃棄物の最終処分場周辺で調査を進めています。

11月には南関町(なんかんまち)と和水町(なごみまち)の井戸から指針値を超える数値を検出したことを公表していましたが、県はきょう新たに別の民間事業者の井戸から指針値の2.6倍の有機フッ素化合物を検出したと発表しました。

この水は、今年11月21日に採取し、県が調査を進めていました。井戸の水は機械を洗うために使われていて、飲用や農業用水には使われていませんでしたが、県は井戸を使わないように呼びかけているということです。

県は周辺住民への説明を済ませていることなどを理由に具体的な場所を明らかにしていません。県は今後、排出した原因などを調べる方針です。

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