JR東日本東北本部は11日、東北線や常磐線に使うE721系電車の台車枠を検査した結果、全98両のうち6割超に当たる64両で、長さ0・3~11センチのひびが計178カ所確認されたと発表した。11月に一部車両で見つかったことから、詳細検査を実施していた。  同社によると、検査対象は2両編成タイプで、49編成中47でひびが見つかった。同型の車両は仙山線、仙台空港アクセス線、磐越西線にも使われている。既に台車枠を交換したり、ひび割れ部分を溶接したりしており、運行に影響はないとしている。  いずれも、ひびが見つかったのは台車の先端部。同社はメーカーと共同で原因を究明するとしている。

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