給食を食べた白馬村の児童や生徒がヒスタミンによる食中毒になった問題で、カジキの切り身を常温解凍する下処理に2時間ほどかかったことで、細菌が増殖し急激にヒスタミンが生成されたと見られることがわかりました。

白馬村では4日、1つの中学校と2つ小学校で、給食を食べた411人のうち児童や生徒・職員46人に発疹や頭痛などの症状がでました。

県の大町保健所が検査したところ、給食で出されたカジキのフライからヒスタミンが検出されました。

大町保健所はヒスタミン中毒と断定し、「白馬村学校給食センター」を10日まで2日間食事の供給停止としました。

保健所などによりますと、カジキの切り身を常温解凍や下処理をするのに2時間ほどの時間が掛かっていて、温度管理が適切に行われなかったことで細菌が増殖しヒスタミンが急激に生成されたとみられることがわかりました。

給食センターでは再発防止のため衛生管理の研修会を実施、調理場で手順などの確認などを行っています。

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