会社の同僚を線路に立ち入らせ、電車に衝突させて殺害したとして4人が逮捕された事件で、逮捕された社長が事件当日に男性のもとを訪ねた理由について、「寮を退去させるためだった」という趣旨の話をしていたことが分かりました。

塗装会社社長の佐々木学容疑者(39)ら4人は、会社の同僚だった高野修さん(当時56)を東京・板橋区の線路に立ち入らせ、電車と衝突させて殺害したなどの疑いがもたれています。

その後の捜査関係者への取材で、佐々木容疑者が逮捕前の調べに対し、「当日4人で会っていたら、高野がトラブルを起こしたという一報が入った」「住んでいる寮を退去させるために4人で訪ねた」という趣旨の話をしていたことが分かりました。

その後、佐々木容疑者らは高野さんが住む寮に集合し、部屋の鍵を取り上げたうえで、高野さんを車に乗せて線路に向かったということです。

警視庁は、高野さんが会社の中で日常的にいじめの対象になっていて、自ら線路に立ち入らざるを得ない状況に追い込まれたとみて調べています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。