来年夏の富士山の登山規制について山梨県は今年中に方針を固めると明らかにしました。
「ゲート閉鎖時間の前倒し」と「通行料の見直し」が焦点になります。

県は今年の夏、富士山登山道の混雑や弾丸登山を防ぐため初めて規制を行い、1日4000人を上限に山小屋予約者を除いて午後4時以降の通行を禁止し、いわゆる入山料1000円のほか、通行料2000円を徴収しました。

9日の県議会で長崎知事は来年の富士登山の規制方針を今年中に固め、2月議会で条例の改正を目指すことを明らかにしました。

山梨県 長崎幸太郎知事:
「県が適切と考える通行料の額とその考え方をお示しし、地元関係者の意見を広く伺いながら調整を進めています」

関係者によりますと5合目のゲート閉鎖時間を正午から午後4時の間に前倒し、入山料と通行料を一本化し登山者1人に3000円から5000円を徴収する方向で検討が進められているというとです。

なお静岡県では通行料を1人4000円とする条例の骨子案が検討されています。

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