栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、犯行の報酬をめぐって逮捕された4人の言い分が食い違っていることが分かりました。

指示役とみられる佐々木光容疑者（28）、仲介役とみられる平山綾拳容疑者（25）ら4人は、先月16日、宝島龍太郎さん（55）と妻・幸子さん（56）の遺体を損壊した疑いがもたれています。

犯行の報酬について、平山容疑者は「900万円を受け取り、実行役の2人に250万円ずつ渡した」と供述していますが、その後の取材で、実行役の2人は「報酬を受け取ったが250万円より少ない額だった」と供述していることが新たに分かりました。

また、平山容疑者は佐々木容疑者の報酬について「100万円」と話していますが、佐々木容疑者は「全く受け取っていない」と供述しているということです。

佐々木容疑者は確保された際、数百万円を持っていましたが、「事件とは関係ない金」と説明しているということです。

4人の言い分が大きく食い違っていることから、警視庁は慎重に調べるとともに別の指示役がいるとみて行方を追っています。

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