日本被団協のノーベル平和賞授賞式に出席する長崎の高校生平和大使が、7日、ノルウェーに向け出発しました。

ともに被爆三世で、高校生平和大使の津田凜さんと大原悠佳さん。ノルウェーのオスロで今月10日に行われる授賞式に参加するほか、現地の若者と被爆者の話を聞き、未来について議論する独自の企画も行います。

大原悠佳さん：「これから高校生が被爆者の声を受け継いで活動していくんだっていう決意を見せるスタートの派遣になればいいなと思っています」

被爆者と認められていない被爆体験者の岩永千代子さんからは、体内に放射性微粒子が入った「内部被ばく」で多くの人が病に苦しみ、亡くなったことを伝える手紙が託されました。

岩永千代子さん：「私たちはあと1年生きるか2年生きるか分かりませんけど、この実態をぜひとも世界中に広げてもらいたい」

被爆者らの声を引き継ぎ、広める決意を胸に旅立ちました。

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