福岡県警は5日、駐車違反の車の放置違反金を2年間滞納した男性など2人の自宅を捜索し、それぞれ現金約1万8000円を差し押さえたと発表しました。違反金の滞納者の自宅を捜索し現金を差し押さえたのは、九州の警察では初めてということです。

差し押さえを受けたのは福岡県中間市に住む男性(41)と古賀市に住む男性(24)の2人で、いずれも駐車違反をした車の使用者です。

福岡県警によりますと、中間市の男性は2022年7月に北九州市門司区の歩道上に乗用車を放置していて、警察は放置違反金の納付を命じていましたが、2年間、再三の催促にも応じなかったため、2024年11月に男性の自宅を捜索。

現金18428円(放置違反金15000円・延滞金3428円)を差し押さえました。

また、古賀市の男性(24)についても、放置違反金を1年7か月間滞納したため自宅を捜索し、現金17694円(放置違反金15000円・滞納金2694円)を差し押さえたということです。

福岡県警によりますと、放置違反金の滞納者宅を捜索し現金を差し押さえたのは今回が初めてで、九州の警察でも例がないということです。

福岡県内では、放置違反金の滞納は10月末時点で782件に上っています。

警察は「逃げ得は許さない。車の使用者に責任が及ぶことを認識してほしい」としていて、滞納者に対し速やかに納付するよう求めています。

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