本来捨てられるはずだったものに新たな付加価値を持たせる「アップサイクル」の取り組みを広めようと、廃棄された漁網などを使ったクリスマスツリーが6日、金沢市内の商業施設でお披露目されました。

金沢駅前の金沢フォーラス4階に設けられた「アップサイクルクリスマスツリー」。

捨てられるはずだったモノに新たな付加価値を加え再利用しようと、今回設置されたツリーにも沖縄県石垣島の漁師が使っていた網や、衣類の縫製工場から出た布などが使われています。

華やかさを演出するため加賀友禅の技法を

華やかさを演出するため、加賀友禅の技法で染め上げた飾りも取り付けられ、和と洋が融合したデザインに仕上がりました。

加賀友禅作家・毎田仁嗣さん
「加賀友禅のツリーってどんなだろうというところから“アップサイクルは大切だね”という動きが広がっていくこと。実際にそういう動きがでているけど、このツリーでさらに広まることを期待している」

このアップサイクルツリーは、金沢フォーラスの他、東京の原宿など全国4か所で12月25日まで設置され、その後、ツリーに使われた素材を砕くなどしてさらに再利用されるということです。

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