青森県内の校長や、PTAの代表者で構成された「いじめ問題」の協議会が青森市で開かれ、学校や保護者の視点から課題解決に向けた意見が交わされました。
協議会には、校長やPTAの代表など18人が出席しました。
教育現場からは、当事者間でいじめが解消した後にも、子どもと保護者の間に認識の差が生まれるケースがみられるとの声が上がりました。
県高等学校長協会 三浦 真 生徒指導委員長
「子どもたちは仲良く変わっていくが、(保護者は)謝罪だけではだめだとか、もめている事案もある」
これに対して、県PTA連合会の横岡千和子会長は「子どもがいじめられたことで保護者は学校に不信感を感じる」と、保護者の心理を伝えた上で「一緒に子育てをする仲間ということが伝わればうまく解消に進むのでは」と話しました。
県いじめ問題対策連絡協議会 福島裕敏 会長
「いろんな立場の人が関わって関心を持って子どもたちの成長を見守っていくという意味では、各関係者が一堂に会して意見交換を行う意義は大きい」
文部科学省の調査によりますと、昨年度県内で認知された学校でのいじめの件数は約5900件で、このうち99.6%を解消または解消に向けて取り組みを進めています。
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