伊佐市のメガソーラー発電所で先月27日、建屋1棟が全焼した火災で、警察と消防などは9日朝からおよそ50人態勢で実況見分を行っています。

(記者)「2週間前に火災が発生したメガソーラー施設。消防などが施設内のパネルを確認するなどしている」

警察と消防によりますと先月27日午後6時ごろ、伊佐市大口大田のハヤシエネルギーシステムのメガソーラー発電所から出火し、蓄電設備が入っている建屋1棟130平方メートルが全焼しました。

当時、建屋内には煙が充満していて、消防隊員が扉を開け排煙装置を設置していたところ、屋内で複数回、爆発が起きたということです。この爆発で消防隊員4人がやけどなどのけがをし、うち1人は顔に重いやけどを負う重傷で現在も入院中です。

9日の実況見分には警察や消防のほか、総務省の専門機関である消防研究センターの職員らあわせておよそ50人が行っています。

経済産業省九州産業保安監督部によりますと、鹿児島県内の太陽光発電所での火災は初めてとみられるということです。実況見分は12日までの予定で、出火原因などを慎重に調べる方針です。

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