大統領が一時「非常戒厳」を宣言し混乱が広がっていると報道されている韓国に、長崎日大高校の生徒が修学旅行で滞在しています。学校では現地の情報収集を進めており、現在までに影響はみられないことから予定通りの日程で進めているということです。

韓国では3日夜、尹錫悦大統領が突如、政党の活動などを制限する「非常戒厳」を宣言しました。宣言は解除されましたが、野党が大統領の弾劾手続きに入る方針を示すなど混乱が広がっていると報道されています。

長崎県諫早市にある長崎日大高校は、今月2日から5日間の日程で、生徒82人と引率の教員4人が修学旅行で韓国のソウルなどを訪れています。

学校が添乗員らを通して把握している情報によりますと、観光施設や町の様子は落ち着いており、デモがある場合も旅行の日程とかぶらない週末とみられているということです。学校では、予定通りの日程で旅行を進めており、4日午前は学校交流や美術館見学、午後はロッテワールドを訪れることになっています。

学校では保護者に対し、「今のところ不安はない」とする連絡を、現地の様子を映した画像付きで配信し、情報を共有しているということです。

生徒らは5日に韓国を離れ、船中泊して6日昼過ぎに長崎に戻る予定で、学校では「油断せず、生徒の安心安全を最優先に柔軟に対応していく」としています。

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