2歳の養女を虐待死させた罪に問われながらも逆転無罪を勝ち取った男性。弁護団が検察に対し、判決の受け入れを求めました。
今西貴大さん(35)は7年前、当時の自宅で養子の希愛ちゃん(当時2)の頭に何らかの暴行を加え、死亡させたなどとして逮捕・起訴されましたが、一貫して無実を主張。1審の大阪地裁は懲役12年の有罪判決を言い渡しましたが、大阪高裁は11月28日、希愛ちゃんの頭部の表面に外傷がなかった点などを重視し、逆転無罪判決を言い渡しました。しかし、今西さんの拘置所での勾留期間は約5年半にも及びました。
(今西貴大さん)「判決の主文は無罪ですが、僕は『無実』です。独房で過ごした5年半、挫けずに闘い続けて良かったと実感しています」
今西さんの弁護団は12月3日、大阪高検に対し、上告を断念するよう申し入れました。
(川崎拓也弁護士)「彼(今西さん)の人生が歩みを止めたままになるのは正義に反するし、彼自身を普通の生活に戻してあげたい。そのために検察官は上告をすべきでないし、する理由もない」
上告期限は今月12日です。
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